鰈(かれい)

・カレイには種類が多く、日本近海だけでもナメタガレイ・ババカレイ・メイタガレイ・イシガレイ・ヤナギカレイ・ムシガレイ・オヒョウなど40種以上もあります。このため地方によって呼び名、味、旬も様々です。

・漁獲量が最も多いのは北海道で、次いで島根県、兵庫県となっています。全体的には山陰から北海道にかけての日本海側で多く獲れています。

・カレイは概して長寿で4050年生きるものもおり、このため成長が遅く、出荷サイズまでの養殖はほとんど行われていないのが現状です。

・一般に「左ヒラメに右カレイ」と見分け方が言われますが、両者ともカレイ目に属しており、腹を手前に置いて左に顔があるのがヒラメ、右にあるのがカレイとされます。ところがこれは日本のみで通用することのようで、アメリカ西海岸では左に顔のあるカレイが50%、アラスカでは70%いるとのこと。ただし、日本でも唯一「ヌマガレイ」は左向きです。

・冬の産卵前のメスは大きな卵巣をもっており、子持ちガレイと呼ばれ、甘辛く煮付けたものは日本の冬の味覚として好まれます。

・鰈は小骨が少ないので子供さんたちに食べやすい魚です。

〇煮つけ 〇姿の唐揚 〇子持ガレイの煮つけ